ヘリポート[ヘリコプター]用語辞典
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滑走離陸
かっそうりりく滑走離陸とは、滑走着陸同様、離陸する場所の標高が高いときやヘリコプターの重量が大きい場合など、ホバリングができないときに用いられる離陸方法である。ホバリングとは、地面に対して一定の高度を保って停止、浮揚するヘリコプター特有の動き。ヘリコプターの重量とは、搭乗人員や搭載貨物が多くて重くなるケースも含まれる。また、標高が高かったり気温や湿度が高かったりすると、空気密度が小さくなり、エンジン最大出力が落ちてホバリングができなくなることも。そのようなときに、エンジン出力を最大にし、ヘリコプターを加速させ、メインローターの効率を増大させて揚力を増させる転移揚力という現象を利用する。それによって上昇飛行に移り、離陸する方法が滑走離陸である。滑走離陸を行なうには、平らな地面や十分な長さの滑走路などが必要となる。また、離陸経路や上昇経路の下に高い障害物があると、行なうことができない。
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