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ヘリコプターのメーカー
アエロスパシアル/ホームメイト
アエロスパシアル(Aerospatiale)は、フランスのトゥールーズを本拠地とする航空機会社です。航空機(民間用・軍用)の他、ロケットなども製造していました。
アエロスパシアルについて

アエロスパシアルは、フランスの航空会社、シュド・アビアシオン(Sud・Aviation)と、ノール・アビアシオン(Nord・Aviation)が1970年に合併したことで誕生しました。
アエロスパシアルの沿革
1957年3月にフランスで設立された航空機メーカーが、シュド・アビアシオンです。シュド・アビアシオンが開発した有名な航空機の中に、超音速旅客機の「コンコルド」があります。1970年にノール・アビアシオンと合併し、アエロスパシアルとなりました。その後、様々な航空機の開発によって、世界に名を馳せましたが、2000年7月に、ドイツのダイムラー・クライスラー・アエロスペース(DASA)、スペインのコンストルクシオネス・アエロナウティカス(CASA)との合併によって、エアバス・グループとなり、ヨーロッパにおける一大航空宇宙企業へと変貌を遂げました。
エアバス・グループの事業内容
エアバス・グループは、設立された2000年当初、米ボーイング社に続く世界第2位の巨大企業でもありました。本拠地とされたのは、ドイツのミュンヘン近くにあるオットーブルンです。その事業内容は、航空機(民間用・軍用)の開発、ロケットやミサイルなどの開発、その他関連する商品の開発や販売などです。主に、アエロスパシアルが行なっていたヘリコプターの製造や販売は、グループ内で子会社となっているユーロコプターが引き継いでおり、世界全体でもかなりのシェアを誇っています。
アエロスパシアルのヘリコプター
アエロスパシアルが開発したヘリコプターは多数あります。日本でも陸上自衛隊や海上保安庁、警視庁や消防庁の専用機や災害対策用機などに導入されています。ここでは一部の航空機について紹介します。
AS332(シュペルピューマ)
アエロスパシアル社製の代表的な大型ヘリコプターのひとつで、初飛行は1978年9月です。「シュペルピューマ(Super Puma)」という愛称で呼ばれています。民間や軍用双方に対応可能で、ヨーロッパのみならず世界各国で導入されている機種です。
AS365(ドーファン)
アエロスパシアル社製の代表的な中型ヘリコプターのひとつで、初飛行は1975年1月です。フランス語で「イルカ」を意味する「ドーファン(Dauphin)」の愛称で親しまれています。このヘリコプターも世界中で導入されており、消防や報道、医療現場、警察などが主に利用しています。